第1回 金融業界 Meet up with UBS / Singapore Tableau User Group Champion

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    2017年4月4日にシンガポールUBSに勤務されていてシンガポールのTableau User Groupのチャンピオンが日本に来日されていたのでUBSでどのようにTableauを使われているのかを共有いただく場をもらいました。日本の金融業界のTableauをご利用のお客様12名にもお越し頂きましたが備忘録

     

    1. UBSでは社員の約2%弱の方がTableau Desktopを利用して、大規模サーバー環境(CORE)にて全社で共通基盤化しており誰もがレポートをパブリッシュできOnline(自動化)環境を作っている。
    2. シンガポール単体でも最低8,000Viewが一日あたりされているとのこと。
    3. 彼らの導入は2012年から始まったが、Data Monkeyからの脱却を目標とした。Data Monkeyとは“One who spends the majority of their time running data and creating useless ppt slides to please the upper echelons of management.
    4. 従って導入第一段階では、Excel、PPTからの移行を目的としてシンプルがグラフと帳票にフィルターが付いただけだったが、データのOnline(自動化)により繰り返し作業の無駄な時間を削減できた。
    5. この段階の自動化だけでも、1日の作業時間×週の日数×年間の週数×作業している人の数で大幅なコスト削減につながっていた。
    6. 第二段階では、VisualizationとVisual Analyticsというチャレンジにシフトした。複数あるKPIをヒートマップなどを利用してビジネスの状況を俯瞰し、問題点があるようなところに対してその原因がどこにあるのかというWhyの深掘りでTableauは役立った。
    7. Whyの深掘りにより原因究明においてはTableauとExcelでは全く違う次元だ。例えば大量のインシデントや少量のインシデントのなどの5つの要因があった場合、それをTableauで瞬時に連携しながら見ていくのか、巨大なExcelシートを5つ使ってDataMonkeyのように時間を掛けて分析していく、もしくは辿りつかないかは全く違う世界。
    8. レポーティングならびにアナリティクスにおいて最も重要なことは、企業が持っている資産であるデータから“何故それがおきているか?”、“何をすべきか”を今までにないスピードで出し続けること。これができるのであればExcelでも、Tableauでなくてもいいが今はTableauが最がいいと判断して利用している。
    9. UBSにおいてはPaul Banoub( https://vizninja.com/) David Murphy (http://datasaurus-rex.com/ )というTableau Zen Master を含めたCoE ( Center of Excellence ) の存在が大きい。 3名の人物を中心に運営しており、彼らは共通基盤の運営、サーバーのパフォーマンス、データプール、セキュリティー&ガバナンス、トレーニングそして、社内ユーザー会などのフレームワークの策定と運営を役割としている。
    10. トレーニングは1回90分のコースを全8回のセッションで構成しており(60%はTableauのToolの利用方法と残り40%はビジネスにおける利用方法)、何人来るか来ないとも1年を通して開催しまっくている。
    11. 一方、Duane Pierceがいる“Reporting & Analytics Services”はビジネス部門の課題に対してデータに質問をして必要なレポート作成や、Whyの深掘り、実施事項の提言をしている。
    12. UBS Tech Workshopというのを定期的に開催しており、DataMonkeyとなってしまっている人に対してTableauの紹介を定期的に実施している。
    13. CoEではレポートは作成しないので、ビジネスユーザーのコニュニティーの運営は非常に重要で、“Tableau+データ+専門知識、経験”によりビジネス側でレポート、分析ができるようにチャンピオンの育成を実施し、月1回の社内ユーザー会で利用方法を共有している。
    14. Tableauに食わせるデータがないという問題があるかもしれないが、UBSではない。CoEが500を超えるデータマートをデータプールとして公開しており、それをOnlineで接続できるようになっている。UBSは最もデータ・モデルが複雑な銀行の一つでこれが重要。Data Stewardも多くいる。
    15. UBSにもコンサバティブな人材が多いのでマインドセットをどう変えていくかは苦労したが、ビジネスユーザーが興味があるデータ、結果をTableauで出してあげることに絶対に必要なこと。
    16. 異業種のTableau利用ユーザーとの交流は大変役に立つ。それぞれVisualizationの専門家や、高度分析の専門家、パフォーマンスの専門家、共通課題の共有などができ次のレベルにいくのを助けてくれる。 ( シンガポールではFacebookやGoogleのメンバーも参加)
    17. 従来のBIは物凄く高かったこととスモールスタートができないこと、更には自分が求めるものとIT部門が作ってくれるものが数ヶ月待ったにも関わらず違っていて、欲しいものが得れないのが問題だったが、Tableauは瞬時にビジネスユーザーがそれをできるし、CoEによりそれができるようにしてくれている。

     

    参考資料:

    Tableau Conference 2014 のプレゼンテーション: “Building a Tableau Centre of Excellence at UBS” https://www.youtube.com/watch?v=i848DCf1o9Y

    Data Monkeyの動画 : おすすめ https://youtu.be/5ixOnv1yVnk

    工数削減計算ツール :http://datasaurus-rex.com/tools/optimisation-time-savings-tool