6 Replies Latest reply on Mar 7, 2018 1:09 PM by Shinichiro Murakami

    [解答編(頭の体操)]  切目のない折線グラフ

    Shinichiro Murakami

      Sayaka Ootake   Seiichiro Murakami    Yui Ikeda Shunta Nakajima  LM Seven  san

       

      みなさん、リプライありがとうございました。

       

      もんだい

      [チャレンジ(頭の体操)]  切目のない折線グラフ

       

       

      今回のポイントは、会計カレンダーの性格と、連続/非連続についてでした。

       

      1.会計カレンダー

      Tableauには、Fiscal Year Start の月をDefaultで設定する機能がついており、たとえば、4月をStartにすると、下記のようになります。

       

      ご覧のとおり、4月以降が「新年度」として認識され、2016年 3月までが2016年度、

      2016年4月以降が 2017年度と認識されます。

      多くの日本の会社では、3月締めの場合、2016年3月までを2015年、2016年4月以降を2016年と

      するケースが多いと思うので、このデフォルト設定は、使えないです。

      (※タブロー 開発チームに改善は依頼中。)

       

      今回のケースは、カレンダーベースの日付はデータにない状態で、会計年月度からグラフを描くことを課題にしています。

      そのまま描くと、

       

      一見、問題ないように見えますが、

       

       

      年度は、4月から始まるので、1~3月は、12月の後ろに持ってきてあげる必要があります。

       

       

      正しい比較表に修正すると、こうなるはずです。

      つまり、会計年月を通常カレンダーに逆換算してあげる必要があります。

       

      ここで、ひとつ注意ですが、20日締めとか25日締めとか月の途中で月度が変わる場合、

      日付までは逆換算できないので注意が必要です。

      たとえば、20日締めの場合、2月19日は、2月度の30日目(1/21から開始)に当たりますが、

      2月30日 を通常カレンダーで表すことは不可能なため、逆換算できるのは、月度までです。

       

      逆換算は簡単。こんな感じで。

       

      会計カレンダーについては、昔こちらでも書きました。(いま見たらめちゃ分かりにくい。。)

      20日締めとか4月始まりとか。。。会計月度計算 その1 - 目指せ!世界でいちばんのタブロー使い

      20日締めとか4月始まりとか。。。会計月度計算 その2 - 目指せ!世界でいちばんのタブロー使い

      いちおう、これで、通常カレンダーへの逆換算はOKです。

       

      2.連続、非連続

       

      上記グラフに、会計年度をそのまま「色」として足してみると、こうなります。

       

      年度を「非連続」と認識してDimensionで扱うため、年度間で切れてしまいます。

      大きな問題では無いようにも思えますが、3月と4月のあいだには、2月と3月とのあいだと変わった

      特別な意味はなく、単に年度の色を変えたいというニーズは理解できると思います。

       

      ここでは、「連続」値のまま、色を設定します。

      逆換算する前の日付から、「Year」を算出。

      注意:換算後だと、1月から変わってしまいます。

       

       

      連続値のまま、色に配置します。

       

       

      デフォルトでは、sum になることが多いと思います。

      Dimensionに変えてしまうと、同じように切れてしまうので、

      MIN を選択します。(ATTR、MAX等でも同じ結果です)<= MINは好み。

      好む理由は、最小値だと間違っても0、最大値選ぶと間違ったら無限大、ATTRは * が生じるのでイヤ。

      ただし、ATTRはその理由(*)自身でエラー発見には良いかも。

       

      色を編集

       

      2色 STEP を選択。

       

       

       

      一応、できました。

       

      3.年度区切りのライン

       

      それでも、区切りラインは欲しいです。色はたとえば、店舗ごとに使いたいので、

      色以外で年度区切りを表したいなど、要望の由来はいくらでも考えられます。

       

      「スペースを空けない」はキープしたままなので、考えられるのは、「リファレンスライン」。

       

      3/1 と 4/1 の中間なので、3/16に線を引きます。

       

      上記のように、Constant で引いても良いのですが、3年度以上にまたがったりすると、多少の

      メンテナンス性は維持したいところ。

      なので、2つ~3つほど、パラメータを準備しておきます。

       

       

      こんな感じでしょうか。

       

      ここで、リファレンスラインは、同時に「強制的にレンジを確保する」という機能を持っているので、

      データレンジより広い最大値、最小値も同時に設定されます。

       

       

       

       

      まとめ:

      折れ線、エリアグラフで、空白の切れ目を排除したいケースの対処法。

       

      1.軸の日付を「連続」にする。このとき、会計カレンダーは通常カレンダーに逆換算。

      2.区切りを空白でなく、ラインで表示するのにパラメータを用いたリファレンスラインを活用。

       

      それでは、

      Enjoy TABLEAU !

       

      Shin

      Shinichiro Murakami

        • 1. Re: [解答編(頭の体操)]  切目のない折線グラフ
          LM Seven

          問題を中途半端にしか憶えていなくって解答見てもこんなことしたかな?と思ってましたが、

          自分のワークシートを見なおしたらやってました…もはや考えずにやってるってことなんでしょうね。

           

          多分、Tableau使い始めた所ぐらいの方がやるととても勉強になると思うので、

          ぜひ多くの方にトライしてもらいたいですね。

          • 2. Re: [解答編(頭の体操)]  切目のない折線グラフ
            Shinichiro Murakami

            ありがとうございます。

            分かってはいても、こうやってプレッシャーかけられるとちょっとドキッとする。

             

            レベル設定、難しいんですよね。比較的簡単なアプローチ見逃してるときもあるし、想定外のところで難問になってしまったりで。。

            LM Seven さんのコメントを悪意に解釈すると、「難易度下がってね?」ってことになってしまうのですが、そうです。いろいろ探り中です。

             

            難易度  難、中、易  とかつけてみましょうかね。

             

            Shin

            • 3. Re: [解答編(頭の体操)]  切目のない折線グラフ
              LM Seven

              プレッシャーをかけるなんてとんでもない

              character_tenshi_angel.png

              さらに言えば、個人的には今回の問題が過去の問題の中で一番勉強になって役に立つ問題であると感じました。

              Tableauの標準の使い方の範囲内で、誰もが戸惑うポイントを突く問題設定となっており、

              この問題を解くことで必ず理解が深まるように思います。

               

              ジェダイとかゼンマスター向けの問題ではなく、トルーパー向けぐらいが良いと思うのです。

               

              それだけに参加者が少ないことが残念で、先のコメントの呼びかけになったわけです。

              参加しなくても解答に従って作り直してみるだけでも勉強になるはずなので。

              • 4. Re: [解答編(頭の体操)]  切目のない折線グラフ
                Shinichiro Murakami

                LM Seven  さん、

                 

                ありがたいお言葉。。

                手探りでやってるなかで、Feedbackがもらえるのはすごくありがたいですね。

                 

                いずれにしても、5人とかだと体感投資効率が悪すぎるので、参加者が増えると嬉しいです。

                100人とかになるとちょっと困るかも知れませんが、そういう状況を見てみたいものではあります。

                 

                Shin

                • 5. Re: [解答編(頭の体操)]  切目のない折線グラフ
                  Shunta Nakajima

                  Shinさん

                   

                  解答、解説ありがとうございました!

                  自分は別の方法でやりましたが、「リファレンスラインには強制的にレンジを確保する」は知りませんでした。

                  これは使えそうだ!

                   

                  上で言及されていた難易度については、たしかに使っているテクニックの「ややこしさ」だけでみると

                  普段からTableau触りまくってる人たちからしたら「難易度下がってね?」となるのかもしれませんが(笑)

                  これまで投稿してもらった問題のいずれも、実業務で「こんなんほしい」って言われる可能性あるよなーと

                  感じていたので、「ややこしさ(=難易度)」にあまりとらわれずに進められてもいいのかな?と思います。

                  テクニック的には簡単でも、いままでそういう表現をしたことなかったから知らなかった!ってことも

                  ある(Shinさんの取材記事にある折れ線グラフのスタックとか)ので、あらゆるレベルの人にためになると

                  思います。ホント。

                  なおLM-7さんが書かれている、「今回のお題が一番勉強になって役立つ問題だった」のは私も同意しますね!

                  viz作りながら出題意図が見えてきて、「そうそうこれこれ!」と思いながらやってましたし(笑)

                   

                  出題してもらってるShinさんにおんぶにだっこではアレなので、多くの人に参加してもらえるよう呼びかけは

                  やってみようと思います!

                   

                  Nakajima

                  • 6. Re: [解答編(頭の体操)]  切目のない折線グラフ
                    Shinichiro Murakami

                    自分は別の方法でやりましたが、「リファレンスラインには強制的にレンジを確保する」は知りませんでした。

                    これは使えそうだ!

                    ↑ 複数のグラフにまたがってレンジを合わせるのに使います。(縦に並べた時のY軸等)

                     

                    難易度の件についてすこし補足をしておきます。

                    フィードバックありがとうございました。

                     

                    ワールドワイドでもEducational Brain Teaser ってのが、ひとつの投稿カテゴリとしてあって、たまに投稿されます。

                    これはまさしく、みんながあんまり知らないハックについて、シェアするのが慣例です。

                    「そんな手があったか」って言わせたら勝ちみたいな。

                    あちらにも、3回目くらいまで同じのを出してたのですが、コメントに「今まででいちばん簡単だった」とか言われる訳ですね。

                     

                    これまで、両者を同様に取り扱おうというのが無意識にあったのですが、Japanサイトでのこの活動の立ち位置を考え直しました。

                    お二方がおっしゃられる通り、極端なハックというよりは、より基本に近いところで、少しヒネるくらいの方が良さそうかなと

                    思い始めたので、ワールドワイドのEBTとは別の意図を持ってやって行きたいと思います。

                     

                    逆に、より基本に近いところのニーズは、日本だけだとは思えないので、ワールドワイド側のカテゴリを工夫できないか

                    働きかけようかと思います。(既ににあるかもしれないが)

                     

                    ただ、それでも「難易度」は出来てしまうし、時には本当のハックもあるので、何らかの記号はつけておこうかなと思います。

                     

                    ってことで、お時間あれば、今回のもよろしく。

                     

                    [チャレンジ(頭の体操#5 @03/06)]  複数のKPI

                     

                     

                    Shin